バレエにおける師弟関係

体操やフィギュアスケートとかもそうだと思うのですが、バレエを習う上で教師との関係性はとても密なものです。特に日本では、どこか弟子入りするという感覚が強く同じ流派、メソッドないでの縦のつながりが強かったりします。

体を使う習い事は、はじめは先生の真似事から始まります。体は常にコンディションが変化する為、一度マスターしたからいつも出来るというものではありません。自分で自分の動きを客観的に見ることは出来ないので、常にトレーニングが必要でそれを外から見て注意してくれる教師と共にダンサーは存在します。それはどんなトップダンサーでも同じです。ダンサーで在り続ける為には、毎日のトレーニングが欠かせません。

教師が、ダンサーとして上手下手という事よりバレエの良し悪しを判断できる目、センスを持ち合わしているかが大切な気がします。自分の踊りを外からコントロールできるのは教師に掛かっている訳ですから、教師との関係性がとても大切になってきます。バレエに対するお互いの価値観の信頼性はもちろん、精神的な信頼関係も必要です。

自分のケースを振り返ってみると、先生との付合いも30年。家族以外で30年間切れずに付き合いがあり、良い事も悪い事も注意してくれる存在がいるなんて本当に幸せな事です。もちろん長い付き合いの間、良い関係の時もあれば、(若かりし頃の自分が生意気すぎて)悪い時もあり、それでも投げ出さず育て続けてくれている先生には頭が上がらないことばかりです。

日本はバレエ大国。今年のYAGPでも多くの日本人が賞を受賞しました。海外で活躍して戻られた先生もたくさんいらっしゃいます。ご自身と波長が合う教師に出会えるかが、長いバレエ人生においてのバレエ成長へ大きな鍵になるかもしれないですね。