コンクールとは

先日、生徒達を連れて全国舞踊コンクールを観てきました。近年、全国各地で行われているバレエコンクールですがその中でも全国舞踊コンクールは、1939年から行われている歴史あるコンクール。

今回観た第2部という部門は、小学校4年から6年が参加している部門でしたが、レベル、表現力などを見ているととてもとても小学生には見えないレベルでした。コンクールに出る生徒は、皆、週に5回も6回もバレエに通い1年近く課題曲の練習をし、色んなコンクールで同じ踊りを踊り場慣れしている子も多い。ピルエットも当たり前の様に3回も4回も回る。

コンクールを見ながら自分がコンクールを目指し毎日毎日レッスンをしていた頃の記憶が蘇ってきましたが、それはそれは、苦しい日々だった。ある一定のところまでは、練習の量とともに伸びていっていると自分でも確信していた。でも、ある時からどうしても越えられない壁にぶつかり出す。今思えば、身体の事も分からず、基礎もしっかり出来てないのにテクニックを追いかけているのだから出来たり出来なかったりするのは当たり前、でもその時の私には大きな大きな重荷になり続けていってた。コンクールが終わる度、先生の顔を見るのが怖くなっていった。先生がこんなに時間をかけて下さったのに期待に答えられない不甲斐なさ、出来ない自分へのフラストレーション、時に自虐的になり、自分が嫌いなんだと塞ぎ込んだり、精神状態が確実に可笑しくなっていってた気がします。何の為に踊っているのか、その時には分からなくなってました。ある時、耐えられなくなり、先生に少し休ませて下さいと置き手紙をし一人遠くのおばあちゃんの家に逃げてしまった事もありました。

コンクールの会場には、ピリピリとした特別な空気感が流れてる。そこで、構えすぎず自由に踊れる性格を持ち合わせている事も大切ですが、プレッシャーを与えすぎないようにしないと生徒はつぶれてしまう。

ただその時の経験は、今の私には大きな糧になっているのは確か。その時に培われたテクニック、根性は宝だと思う。